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毎度!よも助です

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親愛なるQに捧ぐ




足を伸ばしちゃダメだ
 
 
膝を伸ばしちゃダメだ
伸ばせばまた眠ってしまう
目をつぶっちゃダメだ
つぶればまた寝付いてしまう
これから起き上がり屈伸をして
走りだすのだ
夕べは19時前に床に入ったのに
どうしてこうも眠いのだろう
不眠症の俺なのに
いや本音を申せば眠くはないのだ
ただ起きたくないのだ
いや起きたいのだ
ただ起き上がれないのだ
俺たちの意志はなんてか弱いのだろう
いやこれは俺自身の問題だ
俺の意志はなんとまあみすぼらしいんだろう
起き上がれば
ストレッチをするくらいなんでもないのに
走り出しさえすれば
気持ちのいい汗がかけるのに
起きたいのだ
でもよ
どうにもこうにも起き上がれない


走る酔っ払いよも助がうたう

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尾崎放哉に捧ぐ




金がないと
 
 
恋ができない
できたとしてもデートに誘えない
一歩譲って誘えても
まず、成り立つことはない
金がないと
おいしいものが食えない
一銭もないと
まずいものも食えない
ただ、万引き泥棒無銭飲食の手がある
捕まっても刑務所でメシは
食える
ゴミ箱をあさろう
恵んでもらうのもいい
金が無くったって
生きようという意志さえあれば
ぼくたちは生きていける

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山頭火に捧ぐ




佇む
 
 
  夢に飽いたら
バスに乗ろう
バスを降りたら
歩いて行こう
  歩き飽きたら
自転車買おう
ついでに寝袋テントも買おう
橋の下にテントを張ろう
  雨が降ったら
ずぶ濡れよう
身と心を洗い落そう
土踏まずで雨を踏もう
  風が吹いたら
佇もう
気色を手放し埋もれよう
夜を渡って次の朝まで


走る酔っ払いよも助がうたう

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中島らもに捧ぐ




ベロンベレロンベレンベロン
 
 
おお!なんて美しい残酔の響きよ
その隙間から残酔の吐息が漏れこぼれ
残酔の匂いが染み渡る
連続飲酒の成れの果て
ただじっとしているしか為す術がない
ただじっとそこにある以外に
己をやり過ごせない
今更ちゃんちゃらおかしくて
後悔反省する由もないが
お天道様が眩しくて
床に直接うつぶせる
瞼の裏で時をうつろう


走る酔っ払いよも助がうたう

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寺内貫太郎一家じゃなくて




世界に一つだけの俺の歌
 
 
俺は密かに心配してたんだ
俺が心砕いてもどうにもならないんだが
ちょっと前にどう決着がついたかは覚えてないが
小林亜星が服部克久を盗作で訴えたことがあっただろ
ああいったことが際限なく起きてしまうのではないかと
その曲のことはちっとも知らないのに
作った曲がその曲に類似してしまうってことは
あり得ないことではないだろう?
だってこの地球には70億の人間がいるんだぜ
例えば日本ではフォークブームのあとには
猫も杓子も曲作りするようになって何を隠そうこの俺だって
オリジナルが20はある
上の姉と離婚してから数年後に
地下室へと降りる階段にもたれた姿勢のまま白骨死体で発見された義兄は
6畳間の隅っこでギター掻き毟りながら歌う俺に向かって
「ヒデオ君いいかげんその雑音何とかしてくれないか」
とぬかしやがった
義兄が我が家を訪れたのは19歳年下の姉との結婚の
許しを乞おうと酩酊状態で現れた1回こっきりだから
俺が高2の時でそれが初対面だ
彼がいたいけな美少年に対して吐いたセリフを62になっても
まだ俺は覚えていたのだ
話が少しそれたがついでに言ってしまうと
大谷川河川敷ススキ生い茂る中俺はマル田バツ子を前に
ギター爪弾きながらオリジナルを4曲も歌ってしまったこともあった
結論を先に言ってしまうが
専門家を信じれば
どんなに人口が増えようが人類がどこまでも果てしなく生き延びようが
俺が心配しているようなことは起こらないんだとさ
曲は無限なんだって
そう言えば俺が作った曲に似た曲なんて聞いたことないもんな
まあ俺の曲にはリズムといったものがからっきしないので
特殊には特殊だが
数百年の歴史を持つ将棋指しの勝負に同じ棋譜が一つも
ないように人一人一人の来し方にも同じものはない
曲にも俺たちにも限りはないってことよ
ただし人間は死んじゃうがよ
でもよ
俺があした死のうがまだきょうのうちはよ
俺の前には無限の可能性が広がってるって

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