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毎度!よも助です

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3.11



の時はタイのチェンマイにいた
その前の阪神淡路の時はバンコクだった
栃木県新大平下にある日立の工場で派遣工として働いていた時
タイから研修に来ていた何人かと仲良くなった
研修とはいえ彼らは普通に働いているだけのように見えたが
ぼくの日当は1万円で彼らは3千円だった
タイへ行った時は彼らの仕事が終わるのを
パークナーム行きの29番のバスに乗って1時間ほどで降り
サムットプラカーンにある工場の正門の脇で待つようになった
その日が何回目だったろう
出入り口から出てきた彼らは興奮した顔をしていた
そして口々に何事か叫ぶ
ペンデンワイと聞こえる
久々にぼくに会えた高まりではなさそうだ
ペンデンワイ?何だったっけ?
一人が新聞を広げて見せる
断ち切られた高速道路の残った方に乗用車が車体半分せりだし
かろうじて踏みとどまってる写真があった
ペンデンワイは地震だ
呆然とした
呆然としたのは確かだが他に何を感じ何を思い何を考えたかは
遠いとおい昔だ、覚えていない
その日は3軒はしごし最後はカラオケで締めた


走る酔っ払いよも助がうたう

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いろいろ

またタイにやって来た
 
落っことしてパソコンを壊してしまった
新しいのを買わねばならない
パソコンなんぞなくても生きていけると自負しているが
いろいろあって 一刻も早くと
焦るのだ
ああ なんてこった
パソコンがこの世になければ
壊れることはなかったのに
とすれば早く替わりをとじりじりすることもなかった
ところがそいつは壊れてなかった
壊れていたのはコンセントだった
空きがなくてホテル用の部屋で待機していた俺は
本日めでたくアパートの方へ移れたのだが 
落っことしたのは元の部屋で
使えるかどうか少し不安もあったのだ
俺は電器釜をふたつ持っているが
そのプラグを挿入させても
どっちもうんともすうとも言わないんだもん
ああ なんてこった
さっき新品買っちまったぜ
いろいろにもいろいろあっていろいろ考えてるうちに
いろいろいらつく俺なのだった


走る酔っ払いよも助がうたう


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羽田国際空港



には時計がない
駅舎とかバスターミナルとか
乗り物が発着する場に時計は付き物だろ
それが一切ないってこりゃどういう了見なんだろ
乗り遅れちゃ困るから
おいら何度もコンビニに足を運んだ
そこには時計があったんだ
時計見るだけじゃ済まない気がして
そのたんびにビールを購入
お陰ですっかり出来上がっちまったぜ
俺はネクタイやベルトや靴下や
時計のバンドも含め締め付けるものは
大嫌いなんだよ
ケイタイはすぐに失くすんで
普段は携帯しないのよ
この空港、誰が経営してどこの馬の骨が
運営しているのかは知らないが
時計のひとつやふたつやいつつやななつ

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感謝感激雨霰



感謝感激雨霰
誰が言い出したのかは知らないが
流石の谷川俊太郎もあのアラレちゃんも
真っ青なフレーズだろう
三好達治は <雨は簫蕭と降っている>
と、宇宙の最果てを描き獲ったが
この一行は、宇宙誕生以前の混沌を解き放った
例によって裸足で走っていると警官に呼び止められた
霧降大橋を渡っている時
向こうからパトカーがやってきて擦れ違う直前に停車し
中から出てきたおまわりが
~さっき裸足で走ってる男がいて不安だ
という通報を受け取ったので確かめに来たのだ
とかなんとか因縁をつけるのだ
~名前は? どこを? 何時ごろ? 何キロぐらい?
と、馬鹿みたいな質問を次々と浴びせてくる
~名前なまえってしつこいんだよ、ヨモギタだよ
下の名前だと? 秀才の秀に英雄の雄だよ
パトカーからもう一人見習いみたいのが出てきて
俺と警官の遣り合いをオロオロと見守っている
俺が警官を振り切るようにして我が家へと早足になると
若いのはパトカーに取って返しバックでついてくる
~ほら、あの青い屋根が俺んちだよ
目と鼻の距離さ、安心だろ、署まで歩いて30秒だよ
~下の名前をちゃんと言えだと?
そんなの台帳で調べろよ、俺はシャワーを浴びるんだよ
と、玄関の戸を開け中に入る
と、おまわりも乗り込んでくるではないか
~何だよ、人の家、勝手に入るなよ
押し返すと
騒ぎを聞きつけた姉が奥から現れた
~さっき通報がありまして
と、警官が繰り返す
~通報した人って男?女?
その人名乗りました?
あなたが直接受けたのですか?
俺っちの姉貴はなかなかやるのだ
いや、わたしじゃないんで 上から至急確認を取れと
そ、そしたらい、い、いきなりケンカ腰なんですよ
と、突然おまわりがドモリだして訴える
聞いてられっかと中に上がって風呂場に向かうと
~ちょっと旦那さん!
と、おまわりが喚いた
旦那じゃネエよ
俺はブチキレタ
おいらきょうまで61年と10ヶ月生きてきたが
旦那になったことなど1秒たりともありゃしねえ
旦那呼ばわりされる覚えは小指の先ほどもねえんだよ
ぼくはどこまでも果てしなく純な男なのだ
シャワーで怒りを醒ます
おまわりは帰ったようだ
いや、大人げなかった
こないだこのサイトに「急に」という詩を書いたように
ここ4、5ヶ月思うように走れず走るたびにイライラしてたのだ
俺たちの公僕あのおまわりの奥歯に
俺自身の胃袋に
この言葉を噛み締めさせよう
とにかく、ダ
感謝感激雨霰なの、ダダダダダ

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藤井聡太



洗剤負け


に苦しんでいる
手の甲が指が無数にひび割れそこから膿がほとばしる
痛く痒く不愉快極まる
人生のここぞという勝負にはことごとく負けてきたぼくだが
洗剤にも負けるとは不覚だった
5年いや6、7年前突如として花粉症になった
だがそのシーズンこっきりだった
それを期待したのだが
江戸川区日光林間学校では
右手でスポンジを握った途端去年同様
あっさりと負けてしまった
どんな軟膏もクリームも液体も効かない
塗っても飲んでも、煮ても焼いても効かない
眠れない、遣り切れない、落ち着けない
せめて泥酔して耐えがたき煩わしさを
忘れ飛ばすしかない
圧倒的な負け組みであるぼくは
誰に負けてもどんな負け方をしても
イタクモカユクモフユカイでもないが
洗剤だけは別の世界だ
痛く痒く不愉快極まる
藤井聡太
まだ少年の君はこれまで洗剤に負けたことなどなかったろう
きっとあと3年でタイトルを取りその数をどんどん増やすだろう
そして洗剤負けの経験をすることもなく一生を終えるだろう
藤井聡太の出現はひふみんこと
歯なし加藤一二三の男を上げた
敬虔なクリスチャンで家族想いで負け数の記録保持者でもある彼ならば
一局くらいは
洗剤負けもあったのではないか


走る酔っ払いよも助がうたう

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