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毎度!よも助です

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労働は罪悪งานทำเป็นบาป


働くな  おいらのブルース
 
 
おいら
働くために生まれたんじゃない
豊かな老後の保障が欲しくて生れ落ちたわけでもない
働くな
いったい何遍何度言い聞かせたことだろう
労働は罪悪
貨幣制度が諸悪の根源
心やさしきテロリストよ
造幣局を踏み潰せ
銀行金行を焼き払え
ATMを爆破しろ
おいらのキッスで米一合と交換だ
働くな
夕べも一杯やりながら老骨に唱え念じた
嗚呼それなのにきょうも葛尾村で
誘導棒を振り回している
おいら


働いてなんかいられない
 
 
ぼくは忙しい、すこぶるつきで忙しい
やることが山ほどある
例えば起きなくてはならない
朝昼晩真夜中、刻は選ばずとも
寝たら眠ったら起きねばならない <死んでなけりゃネ>
起きたら即ストレッチをする
イヤ、これはタイ王国でのことだった
日本国だとまずお茶を飲むための湯を沸かす
冬ならばストーブをつける
お茶が入れば仏様にあげわが身もいただく
朝飯を食らう <おかずは夕べの残りと納豆ヨ>
新聞を流し読みする
さあそれからがストレッチだ
たった今そいつを終えてこれを書いているわけだが
こんなペースだと次に予定してる読書にかかれるのが
いつになるかわからないので
ぶっ飛ばしていくぜ、端折っていくぜ
おしっこだってしなくちゃならない
頻尿のぼくは一日最低12回はする
頻便でもあるぼくは糞だって一日最低3回はする
糞すればケツだって拭かねばならない
水も流さにゃならない
下水道料金節約のため3回に1回は
東武日光駅のトイレまで歩かにゃならない
時には
OH くそ忙しいぜ ベイビー 働く隙間なんぞ
このバカ狭い日本のどこにもないぜ 愛してまあす ガタガタガタ
と裏声で歌って忌野清志郎を偲ばねばならない
タイプのおんなを見ればたまにはポッキしちゃうだろう
まれにはマスもかくかもしれない
酒だって時々はいやほぼ毎日飲まねばならない
天気のいい日にゃ昼から大谷川でぼくが発見したテーブル石に腰かけ
ワンカップ焼酎片手に川面を見つめてさよならを言えなかった分だけ
時の流れを知らなきゃならない
昼飯も酒の肴も晩のおかずも作らにゃならない
そいつをしみじみ食わなきゃならない
起きたんだから寝なけりゃならない
そして終には死ななきゃならぬ

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還暦の声を聞いてからというもの男根に訴えかけてくる女性がめっきり減りました


アルクヨロコビ
 
 
肉離れは癖になるよ、と言われても高を括っていたのだったが
ほんとうだった
56にして初めての肉離れから半年で
右足の太腿、左足の脹脛、右足の脹脛、またまた左足の脹脛と続き
まともに走れた時期がなかったほどだ
保健同人社の家庭の医学ポケット版に肉離れの項目はない
病院へ行く金も按摩を呼ぶ銭もない
どうしたらいいのか
無理にでも走るのか、やっぱし安静が安心か、ナワトビはどうだろう
歩くのが一番なのだった
目覚ましは3時40分にセットしてある
走る時はストレッチを念入りにするのだが
歩きの時は軽く顔を洗い目薬をひとさしして、即、スタートする
7時までの長丁場だからゆっくりでいい
便意を催してもマイミーパンハー問題なしだ
ガソリンスタンド、チェンマイラーム病院、ユニバーシティーアカデミックサービスセンターなどなどすでに数箇所手の内にある
犬に吠えられないよう広く明るい道を選んでは新しいコースを開発する
意外な所に食堂がある、遅くまでやっているのか早くから開けるのか、一度確認しなければならない、ここにはビールが置いてある
土曜と日曜の朝は、バイクの暴走に要注意だ
ついさっきも上半身裸の男が凄い勢いで発車させたと思ったらあっというまにもんどり打った
5時半を目途にペースをあげながら健康公園に突入する、タイにある公園の半分にこの名前がついている
うまく折り合いをつければ一周一キロになる
6時を過ぎて空が明るくなりはじめると、往来は一気ににぎやかになる
ジョキングパンツ乃至タイツ姿の娘もしくは年増の胸またはケツを横目にしてぼくは歩く
団塊、じゃなかった、男根に訴えかけてくる女に出くわすと、7時過ぎでも一周追加したりする
すると女はいなかったりする
朗々と歌いながらしゃなりしゃなり歩く女がいる
#歩く歓びは朝の歓びそれはすなわち生きる歓び、なーのだあ!
と裏声ででたらめに歌ってがなって歩くあるくアルク

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スマトラ沖の時も東日本の時もぼくはチェンマイにいてテレビの画面を見つめるだけでした


数える
 
わたしは毎夕、ナワトビを六千回する者だが、数える
百まで数え一に戻り、それを六十回繰り返す
数えると疲れない、つかえない、六千回を跳ぶには四十二分かかるが
数えなければ十分と跳んではいられまい
わたしの不眠症はそんじょそこらのものではないが、数える
同じように百ずつ数える、数えたからといって眠れるわけではないが
眠れなくても数える、眠れないから数える
数えるといつのまにか唱えてる、そうこうしているうちに祈ってる
わたしは<数を数える教徒>なのだ
信じがたい津波に何人もの人が飲み込まれた時も、数えた
ただただ数えた
数えたところでマグマはマグマだが、己の卑小さにおののき、頭を垂れる
ことはできる

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その店へは駅から歩いて行きました、堀の内のおしまいの方にありました


十八歳、念じる
 
ひとりぼっちだといった、親も兄弟も付き合いのある親戚もいないといった
お風呂が好きなんだ、ぬるいお風呂に何時間も入ってアイスティーを飲むのが好きなんだ
小説より詩を読む方がしっくりするともいった、でもサガンはいいと、サガンはエリート意識が鼻についてキライだというと、一人でたとえ恋愛はしても最後は一人で強く生きようとするのが好きなんだといった
この六月で26になると、この仕事を始めて四年が経つと、あと半年働いたら小さなお店を出したいと、でも辛い惨めだ、一人でいるとわけもなく悲しくなると、まわりの女と話していると何もかもがむなしくなると、これでいいと思ったんだ、バーやキャバレーで働くよりこの方がいいと思ったんだ
ぼくが初めてだといったら、じゃあヨボヨボになってもわたしを覚えているかも知れないわねと笑った、どっちがと聞くともちろんあなたよわたしはヨボヨボにはならないものと今度は声にだして笑った
何をどう血迷ったのか、その最中にベラベラと喋りまくってなかなか終われないでいると、喋っちゃダメ何も考えないのこの事に熱中するの、黒目がちの目でまっすぐにぼくを見て諭した
朝がつらいといっていた、こんな所には来ない方がいいというような事を二度か三度はいった
あとから気がついたのだが彼女は名刺をくれなかったし、最後まで源氏名<なまえ>をいわなかった、それから半年の間にその店に四回行った、指名はできずとも念ずれば、彼女に当たるように思えたから

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最近はあちこち怪我ばかりで思うように走ることができません


土踏まずエレジー
 
土踏まずはかなしい、土踏まずは土が踏めない、コンクリートもアスファルトも踏めない、踏めるのは道端に転がってる小石か犬の糞くらいのものだ
裸足で走り始めてからおいらの走力は飛躍的にアップした
走り終わったあと汚れてない部分が土踏まずだ
なのだが、洗う時、洗い落としているのは土踏まずのような錯覚に陥る
これがおいらの右足の親指だと指し示すことに躊躇はない
が、土踏まずとなるとどうもなんだかね 
検索すると足裏のアーチ形状で片足に三箇所厳密に言えば四箇所あり、なんて出てくるんだもんなあ、ただ、衝撃を吸収しバランスをとるセンサーだというのはわかる
腰から土踏まずを結ぶ二本の線がヒトの二本足走行を美しいものにしている
王貞治の一本足打法の完成は左足の土踏まずで立てたことにある、いや、土踏まずで体を支えているのだと王が意識できた時にある
おいらも着地する時土踏まずでと思うのだが土踏まずに意識を集中するのは至難の業だ、今のところ走りながら数を数えることでお茶を濁している
おいらの土踏まずはあいまいなのだ
同じようの世の中というか世の中のこともあいまいだ、世の中があいまいなのはきっと世の中のせいではあるまい、おそらく誰のせいでもない、もちろん土踏まずのせいでもない
おいらがあいまいなのはおいらのせいだが、おいらの土踏まずがあいまいなのはおいらのせいではないような気がする
土踏まずはかなしいのだ
世の中がこの世が不条理で不合理でふしだらで理不尽ででたらめでまやかしに満ち満ちていることが
あいまいな輪郭でもって、くっきりと、かなしいのだ

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