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毎度!よも助です

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両国橋ブルース のたり松太郎に捧ぐ




柏戸三重ノ海鶴竜
 
 
大鵬より柏戸の方が圧倒的に好きだった
柏戸の相撲はとてもじゃないが怖くて見ていられなかった
だいたい弓取り式の時間になると
隣のクメカワさんちのマサオちゃんからヒデオちゃんと声が掛かって
ついさっきの柏戸の取り口を再現するのだ
大鵬を一方的にいとも簡単に下せるのは
柏戸の左前褌取っての一気の寄り以外にはなかった
まあそんな相撲は一度しか見たことはなかったが
佐田の山の突っ張りも嫌いじゃなかった
明武谷のつり出しは色っぽかった
エホバの証人である下の姉の情報によればあの胸毛の
明武谷も証人なのだそうだ
豊国には大鵬柏戸にのど輪で勝った他は全敗つまり13敗という
すごい記録がある
北の富士と玉乃島なら盲腸炎をこじらせて
死んだ玉乃島を選ぶ
俺のおやじは何か理由があるのだろうが富士錦の
贔屓で確か一度平幕優勝をしている
そのうちにやる気のない顔をして仕切る三重ノ海が
やってきた
そうこうするうちにやる気なさそうな顔つきの鶴竜が
綱を張ってしまった
三重ノ海鶴竜の両人は左前褌取って一気の寄りの
柏戸の系譜に連なる
俺が真正面からファンになったと言えるのは
この3人だ
今相撲界はすったもんだしているが
マスコミは躍起になってそれに相乗りを図っているが
俺にひとつの提案がある
年に3度ある東京場所の1回を
モンゴルウランバートルに持って行くのだ
もっと長い目で見据えれば
ロシア場所バグダッド場所リオデジャネイロ場所ニューヨーク場所も
視野に入れている
日本の国技相撲を世界に広めちゃうのだ
カーネギーホールに土俵を拵えるのも悪くない
いつの日か相撲が世界の国技になるかもしれない
いや、この表現はちょっとおかしいか
だったら別に国技じゃなくなったっていいじゃないの
のたり松太郎
今相撲界が世の中が必要としているのは
お前のような相撲取り  人間なのだ


走る酔っ払いよも助がうたう

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角筈エレジー




電話
 
 
したんだ
君の勤め先へ
こんど二人だけで会えないかなあ
そしたら君はいやにはっきり
わたし決まりそうなの
思わずつぶやいていた
そう、なら、とりあえずさあ
とりあえず俺
どうすりゃいいのさ
とりあえず
じゃあ、また

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大杉栄に捧ぐ




もっと
 
 
深みに嵌りたい
嵌りたいのに嵌れない
この肴にたかるハエを何とかしたいのに
払い除けても除けなくても
ハエは俺より執拗でずっと自分に忠実で
どうにもこうにもああにもできない
連続飲酒の成れの果て
嵌りたい
だが、嵌れない
そんな俺にだって
偉そうに言わせてもらうが
姉が二人と姪が六人と甥が二人いる
世間体がある
戦争を引き起こすのはおそらく
世間体だ
この日本語を英訳する頭脳はないが
俺には酒がある
嵌りたい
もっと執拗にもっと忠実に
もっともっと深くへ

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安倍晋三じゃなくて斎藤由貴に捧ぐ




 
 
を抜けるとそこは海だった
深海だった
深海魚というソープランドは
新宿歌舞伎町にあった
地下深くへ降りていく店だった
その斜め前のプレイボーイには
斎藤由貴に似た女がいた
若い頃幾度となくソープランド詣をした
それほど若くない頃もタイのそうした店へしばしば通った
だが相手の顔やサービスの内容一挙一動その雰囲気を
この年になっても覚えている女は10人に満たない
プレイボーイの女はその中の一人で
彼女は斎藤由貴を不健康にしたような雰囲気を
醸し出していた
斎藤由貴といえばちょっと前まで渦中の人であった
ここ2、3年日本のマスコミは不倫を叩いて
金儲けする傾向にあるが
もういい加減にしろよ
誰がどこの誰と嵌めようが勝手じゃないか
放っておけよ
不倫相手がパンツを頭から被ろうが
それは各人の恥垢じゃなかった嗜好ってやつさ
確かに倫理には反するかも知れないが
人間が倫理に道徳に則って生きていくのは
かなり難しい
思い通りにいかないのが人生じゃないか
けして不倫は文化ではないが
人を殺すよりは何億倍も崇高な行為だ
戦争に加担する安倍政権を支持するより何百億倍も
人道的ふるまいだ
それよりなにより斎藤由貴には題は知らないが
玉葱人参トマトと連呼する歌がある
この三つは野菜の三大栄養素で
玉葱人参トマトを毎日食べていれば
まず癌に罹ることはない
斎藤由貴はこの歌を歌うことによって
不倫の1回や2回5回10回は許されていい
免罪符を得た
夜を潜り抜けると深海だった
そこには深海魚の他にも
誰かが何かがきっと潜んででいる
トンネルを抜けるとぼくは高校2年生で
仙台七夕の日は仙台赤門ユースホステルに泊まり
無数の蚊に刺され一睡もできなかった
その時「夜」と題して
夜を歩き抜けると
前を行く女たちが何やらキャッキャッとはしゃいでいる
ぼくにはぼくの生き方があっていいはずなのだが
という詩を書いている


走る酔っ払いよも助がうたう

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泉谷しげるに捧ぐ




春夏秋冬
 
 
春は
のどかな日が差す縁側に
座布団を重ね
夏に夏にこそと思った
夏は
直射日光にパンツ脱ぎ捨て
インキンさらし
秋に秋には治れと願った
秋は
振られちまった不条理に
不合理にその腹いせに
冬に冬に骨身をうずめたかった
冬は
炬燵に懐深く潜り込み
両手で継ぎ足握り締め
春が春が来るのをひたすら待つのだった

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