忍者ブログ

毎度!よも助です

Home > ブログ > 未選択 > 調べてみたら雨がではなく雨はでした

調べてみたら雨がではなく雨はでした


雨が簫蕭と降っている
 
 
中学の国語の教科書に載っていた三好達治の詩の一節だ
阿蘇山のカルデラで馬が二頭雨に打たれている
といった内容ではなかったか
題名も思い出せないが
この一行の前では
このサイトにああだこうだとあることないこと書き殴ってきた
ぼくの拳は粉々に砕かれてしまう
雨が簫と降っている
このフレーズを脳の中天でお縄にかけた時
三好達治は喝采しただろう
雨が簫簫と降るのならすべては仕方のないことなのだと


三好達治「大阿蘇」


 雨の中に馬がたつてゐる
 一頭二頭仔馬をまじへた馬の群れが 雨の中にたつてゐる
 雨は蕭々と降つてゐる
 馬は草をたべてゐる
 尻尾も背中も鬣(たてがみ)も ぐつしよりと濡れそぼつて
 彼らは草をたべてゐる
 草をたべてゐる
 あるものはまた草もたべずに きよとんとしてうなじを垂れてたつてゐる
 雨は降つてゐる
 瀟々と降つてゐる 山は煙をあげてゐる
 中嶽の頂きから うすら黄ろい 重つ苦しい噴煙が濠々とあがつてゐる
 空いちめんの雨雲と
 やがてそれはけぢめもなしにつづいてゐる
 馬は草をたべてゐる
 艸千里浜のとある丘の
 雨に洗はれた青草を 彼らはいつしんにたべてゐる
 たべてゐる
 彼らはそこにみんな静かにたつてゐる
 ぐつしよりと雨に濡れて いつまでもひとつところに彼らは静かに集つてゐ   る
 もしも百年が この一瞬の間にたつたとしても 何の不思議もないだらう
 雨が降つてゐる 雨が降つてゐる
 雨は瀟々と降つてゐる

拍手[3回]

PR

0 Comment

Comment Form

  • お名前name
  • タイトルtitle
  • メールアドレスmail address
  • URLurl
  • コメントcomment
  • パスワードpassword

PAGE TOP