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この詩を書いた新奥藤荘では隣からの変な声もよく聴いたものでした


風が窓を叩く
 
音を聞いて
こんな夜中にぼくを訪ねてくるひとなど一人もいないと、これは風の音だとわかっているのに、誰かなと思ったり
風が窓を叩く音を聞いて
風のつくタイトルの曲を数え上げたり
流しに小便をし、風が窓を叩かなかったらちゃんと共同便所に行ったのにと言い訳したり
次はいつ叩くかいつ叩くかいつ叩くかひたすら待ったり
風が窓を叩く音を聞いて
こんなふうにあてどなく思いをめぐらせているひとは世界に何人いるかしら、いればいいのにと独りごちたり
つきあったたった一人の女に思いをはせ、おお何と貧しい青春よと嘆いてみせたり

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