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あわてるな 時は勝手に過ぎてゆく


生きいそぎの記
 
 
幼稚園の時はいざ知らず
小学二年の時は早く三年になりたくてしかたがなかった
五年の時は六年になりたかった
中学一年の時は二年になることだけを夢見ていた
矢吹丈にいれあげた三年の時は
あすにでも東京に出てボクサー修業に身を委ねたかった
反対され高校に行ったことは前にも書いたが
入学したその日から卒業の時を指折り数えた
二十二歳の時別に二十三歳になりたいとは思わなかった
三十代の時も四十代にあこがれるようなことはなかった
ただその時のその仕事をその日にでもやめたかった
実際就いたその日に辞めてしまった職は三十を下らない
バイトを変えると気分が変わった
仕事を変えただけで満足できない時は住む場所も変えた
今は最悪なのだ
何かいいことないか仔猫ちゃんは
今ではない未来にいるのだ
きょうは辛いことだらけだが
あしたになれば女ができ
あさってには挿入できるかも知れない
そう信じることで生きてきた
悪魔か天使が
お前の三ヶ月を買い上げるとやってきたら
ぼくは喜んで売る
買い叩かれなければ二年でも三年でも売る
二十年は無理だ
売った途端にお陀仏では元も子もない
二十代の時いつも夢見るナマケモノというキャッチフレーズを考え出し
ひとり悦にはいっていた
今もナマケモノであることに変わりはないが
夢を見るのはむずかしい
ぼくの残り少ない未来は限りなく暗い
生きる上での優先順位は長い間飲酒がトップだった
それを最近走ることと入れ替えた
この懐具合で毎日飲むのは苦行に近い
飲みたくなると飲めば気持ちよく走れないぞと言い聞かせている
生きいそいだツケが今頃回ってきたらしい
やめたいとおらんだところでやめるその仕事がないのだ
この現状を打開するには
明日を明るい日にするには
宝くじに当たるしかなく細々と買い続けているが
ぼくだってバカじゃない
当たるあたらないは二つに一つだが
確率に思いを巡らせば当たらない公算の方が
はるかに高いのはガッテン承知のよも助だ
こうなったら
起きちゃ走り食っちゃ走りひっちゃ走り
昼寝して走りマスかいて走りナイトキャップがわりにも走り
眠れぬ夜を疾走し
となりの町を駆け抜けて
見知らぬ街で失踪するのだ
そして他人の痛みも自分の痛みもわからぬまま
何の脈絡もひっかかりもなく
ケツをまくって死ぬだろう

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